マスコミ不信が深まった
3月29日に開かれた国土交通省のモニタリング会議の席上で、JR東海の丹羽社長が南アルプストンネルの工事スケジュールの見通しを説明。工期を約10年と見込んでいたことから、各マスコミは「2027年開業を断念」として発表。これで「静岡のせいで2027年開業ができなくなった」と大騒ぎになった。ヤフコメユーザーからホリエモン、ひろゆきといった有名人、大学教授などの有識者、テレビのコメンテーターなど入り乱れての静岡叩きとなった。
それから6日後の4日、JR東海は山梨県駅と長野県の座光寺高架橋の工事契約を今年度中に発注する見込みであると発表。山梨県駅の工期は80ヵ月、座光寺高架橋の工期は70ヵ月を予定し、どちらも工事終了は2031年度中を見込んでいるという。
ふつうに解釈すれば、南アルプス静岡工区以外も遅れていることをJR東海自身が認めたことになる。しかしJR東海は、静岡工区の着工遅れに各地の工事スケジュールも合わせているとの認識を示唆した。
【4/8 信濃毎日新聞より】
JRが示した工事期間は約70カ月。仮に県内他工区で最も遅い工期の27年2月末までの完成を目指した場合、21年4月ごろには工事契約を結ぶ必要があった。古谷氏は資金と人員を投入すれば工期短縮を図れるとしたものの、南アルプストンネル静岡工区の遅れで「通常の工程で進めても、開業には影響しない」とした。
という具合である。もちろん、地元にとっては受け入れがたい話であり、批判が起きているようである。
ところで、JR東海が2027年度開業を断念したのは今年3月29日ではない。2023年12月14日である。
この日、JR東海は国土交通大臣に対し、開業予定年度を「2027年」から「2027年度以降」に変更することを申請し、同月28日付けで認可されている。なお工事費1.5兆円増額も認められた。
国土交通省のホームページに記載されているのでご確認いただきたい。
https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000189.html
もちろん報道もされていた。
●日本経済新聞 2023年12月28日 17:56
リニア品川―名古屋間、工事計画認可 完了は27年以降へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA284V60Y3A221C2000000/
●朝日新聞
リニア工事完了「27年以降」に変更認可 審査は2週間、異例の速さ
https://www.asahi.com/articles/ASRDX5F9TRDXULFA00R.html
●2023年12月29日 静岡新聞

もちろん(?)、開業年度を遅らせた理由は「静岡のせい」であった。
しかしこのとき、たいした騒ぎは起きていない。Yahoo!配信されていた静岡朝日テレビのニュースについたコメント数は23、共同通信には5、CBCテレビで32でしかない(いずれも2024/4/8午後10:30頃でのコメント数)。
なぜか、それから4ヵ月を経た今年3月29日になってマスコミが一斉に大騒ぎを始め、まるで待っていたかのように、ネット上での静岡叩きが始まったのである。そして6日後に他県での事業進捗も遅れていることをこっそりと表明。だけど静岡が遅れているから全体スケジュールには関係ないのだという。
あまりにもアヤシイ。
山梨県駅の進捗が遅れているのは「地元との協議で遅れた」「地質が悪かったから設計が難航した」、座光寺高架橋については「環境調査が長引いた」のだという。静岡工区と全く同じ理由で事業がストップしていたわけだ。それをごまかすために、JR東海とマスコミがグルになっていたんじゃないのか?
憶測でモノを語ることはしたくない。陰謀論なんてもってのほかである。
しかし一連の経緯を目の当たりにして、そう考えてしまうのである。
とりあえずリニアについてマスコミはいよいよ信用できなくなった。
それから6日後の4日、JR東海は山梨県駅と長野県の座光寺高架橋の工事契約を今年度中に発注する見込みであると発表。山梨県駅の工期は80ヵ月、座光寺高架橋の工期は70ヵ月を予定し、どちらも工事終了は2031年度中を見込んでいるという。
ふつうに解釈すれば、南アルプス静岡工区以外も遅れていることをJR東海自身が認めたことになる。しかしJR東海は、静岡工区の着工遅れに各地の工事スケジュールも合わせているとの認識を示唆した。
【4/8 信濃毎日新聞より】
JRが示した工事期間は約70カ月。仮に県内他工区で最も遅い工期の27年2月末までの完成を目指した場合、21年4月ごろには工事契約を結ぶ必要があった。古谷氏は資金と人員を投入すれば工期短縮を図れるとしたものの、南アルプストンネル静岡工区の遅れで「通常の工程で進めても、開業には影響しない」とした。
という具合である。もちろん、地元にとっては受け入れがたい話であり、批判が起きているようである。
ところで、JR東海が2027年度開業を断念したのは今年3月29日ではない。2023年12月14日である。
この日、JR東海は国土交通大臣に対し、開業予定年度を「2027年」から「2027年度以降」に変更することを申請し、同月28日付けで認可されている。なお工事費1.5兆円増額も認められた。
国土交通省のホームページに記載されているのでご確認いただきたい。
https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000189.html
もちろん報道もされていた。
●日本経済新聞 2023年12月28日 17:56
リニア品川―名古屋間、工事計画認可 完了は27年以降へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA284V60Y3A221C2000000/
●朝日新聞
リニア工事完了「27年以降」に変更認可 審査は2週間、異例の速さ
https://www.asahi.com/articles/ASRDX5F9TRDXULFA00R.html
●2023年12月29日 静岡新聞
もちろん(?)、開業年度を遅らせた理由は「静岡のせい」であった。
しかしこのとき、たいした騒ぎは起きていない。Yahoo!配信されていた静岡朝日テレビのニュースについたコメント数は23、共同通信には5、CBCテレビで32でしかない(いずれも2024/4/8午後10:30頃でのコメント数)。
なぜか、それから4ヵ月を経た今年3月29日になってマスコミが一斉に大騒ぎを始め、まるで待っていたかのように、ネット上での静岡叩きが始まったのである。そして6日後に他県での事業進捗も遅れていることをこっそりと表明。だけど静岡が遅れているから全体スケジュールには関係ないのだという。
あまりにもアヤシイ。
山梨県駅の進捗が遅れているのは「地元との協議で遅れた」「地質が悪かったから設計が難航した」、座光寺高架橋については「環境調査が長引いた」のだという。静岡工区と全く同じ理由で事業がストップしていたわけだ。それをごまかすために、JR東海とマスコミがグルになっていたんじゃないのか?
憶測でモノを語ることはしたくない。陰謀論なんてもってのほかである。
しかし一連の経緯を目の当たりにして、そう考えてしまうのである。
とりあえずリニアについてマスコミはいよいよ信用できなくなった。
この記事へのコメント
日本共産党の議員も、本気でリニアや原発を止めたければ、与党から立候補すればいいのに、共産主義を政治的に実践するための青写真のないマルクス理論に固執して、国民の苦しみをいたずらに長引かせるのみ。習近平指導部には経済の専門家がいないと嘆く声があり、崩壊したソ連同様、共産主義は政治の体をなしていないことが証明されてしまっています、健全な国家の運営よりも、組織の利益を優先した秘密結社が世界中に広めた思想だけあって。
ただ、技術集団であった石工組合(=フリーメーソン=日本共産党)が反対しているリニアが成功することは不可能なのでは。
因みに、モーツァルトが作品の中で秘密を明かしたことで暗殺されたというフリーメーソンの口外禁止の秘密ですが、2017年に、戦時中、フリーメーソンの調査をしていたという日本海軍の関係者の著作を読もうとした時、いきなりフリーメーソン(の意識)に自分の意識をエジプトのピラミッドの地下に連れて行かれ、 そこには赤い霧が渦巻いていて、何を見せられるのかと怯えていたのですか、暫くして、自分の部屋に帰ることができてホッとした途端、ピラミッドとは人類の第3の目を封印した装置だったことがわかり、フリーメーソンは密教集団だったことを理解しました。どおりでピラミッドが出来てからの人類の歴史が暗黒を極めたはずです。
密教とは大切なものをあえて奪うことで、真理に気づかせる荒行なのですが、一つ目のメディアこそがその試みの張本人であり、我々が目を醒ますまで大本営発表が続くので、まだ騙されている人は頑張って下さい。