山梨工区先進坑の掘削状況
2025年1月8日から、山梨県内での先進坑掘削が再開されました。その進捗状況と湧水量はJR東海ホームページで公開されています。
https://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/efforts/shizuoka/environment/
現在(5月1日)は、4月25日までの進捗状況が掲載されています。
それによると、1月8日から4月25日までの105日間で120m掘ったということです。1日当たり約1.1m、ひと月当たり33~34mという計算となります(ただし休工日を除く作業日数は85日)。また、「湧水量は毎秒0.0004立米前後(=毎秒0.4リットル=毎分24リットル)で、少ないまま推移しています。
これを見てちょっと気になったこと。
JR東海は、静岡県内山梨工区における湧水の県外流出期間を約10ヶ月と見込んでいます。つまり静岡県内山梨工区の掘削期間は約10ヶ月を見込んでいることになります。
静岡県内山梨工区は、各種資料から見積もると1100mほどの長さがあるようです(正確な数字が分からない)。
つまり現在の想定では1100m÷10ヵ月で、ひと月当たり110mで掘削する計算。
この数字、現在の先進坑掘削状況の3倍のペースということになります。言い換えれば、現在のペースで静岡県内山梨工区を掘り終えるには想定の約3倍にあたる33ヶ月かかってしまいます。しかも静岡県内山梨工区には幅800mにおよぶ大規模な断層破砕帯が横たわっている(とされる)ので、もっとかかると考えるのが自然な感じがします。
現在の田代ダム案は、県外流出期間は10ヶ月という前提で協議が進められています。もちろんダムを所有する東電も、これを前提として損失を勘定してJR東海と基本合意に達したはずです。
その前提が大幅に狂うとしたら、どうなるのでしょうか?
もちろん、現在は静岡県内での協議終了の目途が立ってないので急いでいないだけなのかもしれません。
というわけで、そのあたりの説明が欲しいところです。
https://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/efforts/shizuoka/environment/
現在(5月1日)は、4月25日までの進捗状況が掲載されています。
それによると、1月8日から4月25日までの105日間で120m掘ったということです。1日当たり約1.1m、ひと月当たり33~34mという計算となります(ただし休工日を除く作業日数は85日)。また、「湧水量は毎秒0.0004立米前後(=毎秒0.4リットル=毎分24リットル)で、少ないまま推移しています。
これを見てちょっと気になったこと。
JR東海は、静岡県内山梨工区における湧水の県外流出期間を約10ヶ月と見込んでいます。つまり静岡県内山梨工区の掘削期間は約10ヶ月を見込んでいることになります。
静岡県内山梨工区は、各種資料から見積もると1100mほどの長さがあるようです(正確な数字が分からない)。
つまり現在の想定では1100m÷10ヵ月で、ひと月当たり110mで掘削する計算。
この数字、現在の先進坑掘削状況の3倍のペースということになります。言い換えれば、現在のペースで静岡県内山梨工区を掘り終えるには想定の約3倍にあたる33ヶ月かかってしまいます。しかも静岡県内山梨工区には幅800mにおよぶ大規模な断層破砕帯が横たわっている(とされる)ので、もっとかかると考えるのが自然な感じがします。
現在の田代ダム案は、県外流出期間は10ヶ月という前提で協議が進められています。もちろんダムを所有する東電も、これを前提として損失を勘定してJR東海と基本合意に達したはずです。
その前提が大幅に狂うとしたら、どうなるのでしょうか?
もちろん、現在は静岡県内での協議終了の目途が立ってないので急いでいないだけなのかもしれません。
というわけで、そのあたりの説明が欲しいところです。
この記事へのコメント
最近のメディアは以前のようにはリニア報道に熱心ではない印象ですが、改めて事業を継続する必要性って何なんですかね?
トランプ政権は科学界を攻撃しているようですが、アメリカの知性がリニアの瑕疵を見過ごすような事態に陥らないことを願うばかりです。
インターネットやAI革命の次はアイアンドーム構想なるものが実現するから、日本も関連事業で儲かるとか言われますが、そんな分野で儲かるより平和がいいです。
葛西会長が生前、そのうちインド辺りで戦争が起きて欲しいと言っていたとおりになってしまいましたが、巨大な防空壕としてのリニアなど要らない政治はまだですかね~?