ヤード整備要望が不審である

ちょっと変だなぁと思う話。

JR東海が静岡県に対し、環境調査の拠点としてのヤード整備をさせてくれるよう要求しているそうです。
⇒8/1日本経済新聞
JR東海、静岡県にリニアのヤード整備要請 宿舎や調査拠点など
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0191R0R00C25A8000000/

なお、見出しだと静岡県が整備することを望んでいるような印象ですが、もちろんJR東海が整備作業を行いたいというものです。

ヤード整備といって思い出されるのは5年前。当時のJR東海金子社長が川勝前知事と面会。坑口ヤード整備を認めてもらうべく直談判に及んだものの、知事は坑口ヤード整備はトンネル本体工事と一体化したものであるから認められないとの見解を示し、物別れに終わりました。これを受けて各マスコミは、2027年開業が不可能になったと一斉に報じたのでありました。

2020-6-27a.JPG
(2020年6月27日 静岡新聞 著作権の都合上、見出しだけ)

さて8月1日、JR東海が県に提出した要望書には次のように書かれていました。

必要なヤードの用地造成や対話の内容を踏まえて工事開始前から実施する環境調査の拠点となる事務所等を整備したいと考えております。

つきましては、これらの整備を準備段階の工事として、関係法令に基づく手続きや、自然環境保全条例に基づく協定締結などを行ったうえで進めたいと考えておりますので、必要な協議、調整をお願いいたします。

なお、トンネル(斜坑、導水路、工事用道路)の坑口整備や濁水処理等設備などの本体工事(トンネル工事)については、今回の整備に含んでおりません。


今回、JR東海が整備したいとするものは

西俣工事ヤードへの事務所設置
千石ヤードで2ヵ所の土地造成(8500㎡と4900㎡)
千石沢ヤードでの土地造成(2100㎡)
椹島ヤードで2ヵ所の土地造成(5300㎡と2100㎡)

一番規模の大きい千石ヤードの計画は次のようなもの
環境調査の拠点 千石.jpg
8月13日 大井川利水関係協議会 資料1より

トンネル坑口整備は行わないと書いてあるものの、どう見ても2020年に認められないとされたトンネル坑口でのヤード整備にしか見えません・・・

そもそも環境調査の拠点とするだけの目的で、どうしてサッカーコート3面に相当する土地が必要なのでしょうか?

不審です。

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