徒然と

大井川流域で、JR東海による水資源保全についての市民向け説明会が開かれています。ですが、私が住んでいる静岡市での開催予定はありません。

環境影響評価手続きの際は、逆に静岡市だけがJR東海から「対象事業実施区域」とみなされ、住民向け説明会が開かれました。そして大井川流域市町は、環境影響評価法でいう「対象事業に係る環境影響を受ける範囲であると認められ」なかったため、手続きに参加することができず、市民だけでなく市町のトップでさえJR東海に対し意見提出することもできず仕舞いでした。

10年以上経ち、大井川流域の方々が直接に質疑できる場を設けるのはいいと思いますが、最初の段階では静岡市を対象にしていた以上、静岡市でも開いたほうがいいんでないのかな? 

なお環境影響評価書は2014年時点から変更されていないので、書類上は、今でも大井川流域は影響を受けないとされたままなのだと思われます。


ところで、リニア事業はここに来て工事費が11兆円に膨れ上がったほか、品川区では大深度地下トンネルの掘削現場近傍で地盤隆起が発生し工事がストップするなど、いろいろとトラブルに見舞われています。そして誰の目にも遅れが目立つようになってきました。

ところが等のJR東海にはあまり焦っている様子は感じられないし、鉄道ジャーナリスト(?)による記事を見ても、あまり問題があるという意識はされていないような感じです。

というわけで、事業の意義として掲げられている「地震に備えて二重系統化」やら「東海道新幹線の老朽化対策」というのもやっぱり怪しい話だったのではないかと疑ってしまう。


もしも二重系統化を達成できなければJR東海の存続を左右するような大問題に至るのであれば、JR東海としては、何が何でもさっさと完結させてしまわなければなりません。

そのためなら未知の要素の大きな超電導リニア方式にこだわる必要性はないし、難問だらけの南アルプスルートにする必要もありません。素直に鉄輪&レール式の新幹線を諏訪経由で造れば済むわけです。JR東日本との調整云々という話も出てくるでしょうが、それはJR東海という会社が存続の危機に陥るようなリスク、および解決困難な環境問題とは比べるべくもない話。

要するに切迫している(はず)の地震対策&東海道新幹線大改修を、完成するかどうかも分からないリニア開業の後に回すとのはとても変だと思うのです。

また、現行の甲府~飯田~名古屋を結ぶルートでは二重被災の可能性がぬぐえないでしょう。過去の南海トラフで起きた安政東海地震(1854年)や宝永地震(1707年)ではリニア山梨県駅の付近では震度7相当の揺れに見舞われたと推定されています。名古屋駅付近は津波や液状化のリスクも高い。さらに名古屋以西に延伸するのなら、木曽三川付近は東海道新幹線沿線よりも災害リスクが高い。

JRという枠組みを超えて、純粋に南海トラフ地震対策という視点で迂回ルートが必要であるのなら、米原経由で北陸新幹線を完成させた方がよっぽど賢いと思うところです。


ところで一日、山梨県駅についての住民向け説明会が開かれたそうです。今年度中に着工し、2031年12月末に完成予定とのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c3d47a9940d338089c777806aeb41f840a805a

そういえば長野県駅の完成予定も2031年12月末となっております。こちらは当初2026年3月末までとされていたのが5年9ヵ月先送りされたもの。起工式は2022年に12月だったので、9年かけても完成するか不透明ということになります。

山梨県駅はそれよりも短くて済むのでしょうか?



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